開花の時期を冬に早めた「アイスチューリップ」の展示が１月２０日、新潟県長岡市の国営越後丘陵公園で始まった。色とりどりの約４５００本を飾り、一足早い春を演出している。

　アイスチューリップは、球根を夏場に低温貯蔵し、１２月下旬から加温することで春だと錯覚させて、早めに開花させている。１週間後に見頃を迎えるという。

　園内の「花と緑の館」では、桃色の「クリスマスドリーム」や黄色の「レディーマーゴット」など４品種が並んだ。さらに開花を待って赤色の「レッドパワー」も加わる予定。風車や船を模したフォトスポットも設置され、家族連れらが写真を撮って楽しんでいた。

　毎年見に来ているという長岡市のパート女性（５０）は「外は寒いけれど、春らしさを感じられて気持ちが明るくなる」と話した。

　展示は２月９日まで。無料。月曜休園。２月１０日午前９時半から、展示したアイスチューリップを先着１５０人に配布する。