ラッピング車両を紹介する生徒たち

ラッピング車両を紹介する生徒たち

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ポートラム華やか、「花を贈る日」PR 富山北部高生デザイン

北日本新聞(2024年2月7日)

 「花を贈る日」をPRするポートラムのラッピング車両が、7日から運行する。富山地方鉄道の城川原運転区車両基地(富山市城川原)で6日、デザインを手がけた富山北部高校情報デザイン科の2年生10人が仕上げの作業を行った。運行は3月14日まで。

 車両のラッピングは、男性から女性に花を贈る愛妻の日(1月31日)、フラワーバレンタイン(2月14日)、ホワイトデー(3月14日)の三つの記念日をPRするとともに、県産花きの消費を促そうと、「フローラルとやま実行委員会」などが実施。2015年度から富山北部高がデザイン協力しており、今回が9回目となった。

 同校情報デザイン科2年生は、授業で模擬株式会社を設立し、4グループに分かれて経営について理解を深めている。今回は、グループの一つ「アトレ」のメンバー、伊勢媛菜さんの案が選考を経て採用された。

 伊勢さんは県内で冬に栽培されている「啓翁桜(けいおうざくら)」とハボタンをデザインに使用。花畑をイメージし、風になびく啓翁桜と、花冠のように円状に並ぶ紫と黄色のハボタンを描いた。

 生徒たちはこの日、車両に花柄のラッピングシートを貼り付けた。伊勢さんは「自分のデザインが形になりうれしい。たくさんの人が花を贈り合い、すてきな思い出をつくってほしい」と話した。

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