4月7日に富山市婦中町古里地区で開かれる「第36回ふちゅう曲水(きょくすい)の宴(えん)」(北日本新聞社共催)のポスターが完成した。地域住民でつくる実行委員会(山田政夫委員長)がPRに活用する。
曲水の宴は、1989年から同市婦中町長沢の各願寺と婦中ふるさと自然公園で開催。各願寺の庭園にある曲がりくねった水路沿いに平安貴族の衣装を着た歌人が並び、短歌を朗詠する。富山藩主が花見に訪れる様子を再現した入山行列や、地元園児らによるアトラクション、婦中地域の団体による獅子舞の奉納もある。
ポスターには昨年の第35回の写真を採用。歌人役が短歌を作る中、平安衣装姿の児童生徒が水路を流れる杯を竹の棒で誘導する場面をメインとし、会場周辺の魅力である桜もデザインした。
2日は同市古里公民館で実行委員会があり、当日の役割やスケジュールなどを確認した。山田委員長は「みやびやかな衣装と短歌の朗詠、桜のコラボを楽しんでほしい」と話した。