4月5~7日に富山市中心部で開かれる全日本チンドンコンクールは、今年で第70回の節目を迎える。記念事業として、事前に募集した一般客に予選や本戦の審査に参加してもらうほか、7日に県民会館で行う本戦に俳優、柴田理恵さん(同市八尾町出身)をゲストに招いてトークショーを開くなどして大会を祝う。
全日本チンドンコンクールは、戦後復興が進む街をさらに活気づけようと、1955年に始まった。主催する富山商工会議所と富山市は、70回の記念事業として審査員の募集を実施。全国から集まった27人が県民会館で6日の予選と7日の本戦の審査に参加する。
本戦では特別ゲストに特別副市長の柴田理恵さんを招き、チンドンマン2人を交えたトークショーでイベントを盛り上げる。このほか、大会の公式ロゴマークの制作を企画。2月末までに349件のデザイン案が集まり、5日からのコンクールで結果を発表する。ポスターや運営スタッフが着用するジャンパーなどに使われる。
コンクールは5日に富山駅前や桜木町周辺で「幽玄チンドン夜桜流し」を行うほか、6日は県民会館で素人チンドンコンクールや、チンドンマンによる総曲輪通りの練り歩きを実施。7日は全日本チンドンコンクールの本戦と平和通りでの大パレードがある。北日本新聞社後援。