地方創生を学ぶ県外の大学生が滑川市の魅力をPRしようと考案したパフェが30日から、道の駅ウェーブパークなめりかわ(同市中川原)内にある売店「みち cafe wave」で発売される。商品名は「なめりかわでかいとパフェ」。トッピングで旬のホタルイカの青白い光や自然あふれる景色など滑川の特色を表し、見た目も味も楽しめる。4月21日までの毎週土、日曜に販売する。(藤木優里)
企画はJR西日本と北陸3県の自治体、各地の大学が連携して実施する「北陸カレッジ」の一環。滑川市には昨夏、追手門学院大地域創造学部(大阪)の安本宗春講師のゼミに所属する3年生らが訪れた。市内の観光地や農家などを訪ね、商品のアイデアを練った。
商品名の「でかいと」は「たくさん」の意の富山弁から取った。滑川の魅力をスイーツにたくさん詰め込み、多くの人に来て食べてほしいとの思いを込めた。
ホタルイカの発光は水色のゼリーで表現。市内で見られる立山連峰や立山杉、雪、雪解けの様子は深層水塩ソフトクリーム、チョコレート、綿あめ、塩キャラメルソースでかたどった。どら焼きなども添えて和洋両方の菓子を楽しめるようにした。多様な生薬を組み合わせて薬を作る「売薬さん」をヒントにしたという。
同大の安田佑さん(21)、中澤望月(みづき)さん(21)は「ホタルイカ以外の魅力も表現した。実際に足を運んで自然を見てもらいたい」と話した。
パフェは680円。数量は1日ごとに限りがある。