4月7日に富山市婦中町古里地区で開かれる「第36回ふちゅう曲水(きょくすい)の宴(えん)」に向け、地元住民約70人が30日、会場周辺にイベントをPRするのぼり旗を設置した。
曲水の宴は地域住民でつくる実行委員会(山田政夫実行委員長)が、1989年から同市婦中町長沢の各願寺と婦中ふるさと自然公園で開催。各願寺の庭園にある曲がりくねった水路沿いに平安貴族の衣装を着た歌人が並び、短歌を作って朗詠する。富山藩主が花見に訪れる様子を再現した入山行列もある。
30日は、会場内の階段や駐車場、周辺の道路沿いにのぼり旗を立て、庭園や水路などを清掃して準備を進めた。山田実行委員長は「7日には会場の桜も咲くと思う。ぜひ足を運んでほしい」と話した。当日は午前10時から、地元園児らによるアトラクションや獅子舞、「心」を歌題に募集した短歌の表彰式などがあり、午後0時45分から曲水の宴が始まる。北日本新聞社共催。