日本一の落差350メートルを誇る称名滝(富山県立山町芦峅寺)につながる県道(通称・称名道路)が27日、冬季閉鎖を終えて全線開通し、観光客らが壮大な景色を満喫した。
桂台ゲートから称名平駐車場までの車道と、その先の滝見台に続く約1・3キロの遊歩道が再開した。春の雪解け時に見られる落差500メートルのハンノキ滝も現れ、訪れた人たちは2本の滝がV字に流れ落ちる景観を楽しんだ。
称名平では安全祈願式があり、関係者ら15人が出席。舟橋貴之立山町長は「称名滝は比類なき景勝地。シーズン中に事故がないよう願う」と述べた。
5月6日までのゴールデンウイーク(GW)期間中、遊歩道で走行可能な折り畳み式電動カートのレンタルサービスを実施する。立山駅前の立山観光案内所で貸し出す。この日は試乗会もあった。