苗を並べる上野宮司(右)=加茂神社

苗を並べる上野宮司(右)=加茂神社

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五穀豊穣願い御田植祭 射水の加茂神社

北日本新聞(2024年6月9日)

 富山県指定無形民俗文化財の「御田植祭(おんたうえさい)」が8日、射水市加茂中部(下)の加茂神社で行われ、氏子ら約30人が五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願った。

 神事を前に、氏子総代と神社委員が、川岸に自生する真菰(まこも)と呼ばれる植物の葉を使い、供え物の「真菰の大男」と「真菰の神様」を作った。7日に地元の下村小学校の児童が作った真菰の神様と併せて供えた。

 田植えの神事は境内の砂利を盛って作った「仮田」で実施。野上克裕宮司がもち米の苗を後ろ向きで一束ずつ並べた。その後、真菰の大男2体を後ろに向かって投げ、参拝者や児童が御利益にあやかろうと受け取った。受け取った下村小3年の高木葵大(あおと)さん(8)は「うれしい。みんなで楽しい1年にしたい」と笑顔を見せた。

 御田植祭は1066年の神社創建から続くとされる。

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