氷見市に生息する国天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚イタセンパラを観察して生態を学ぶ親子教室が同市惣領の保護池であり、氷見、高岡、射水市の親子連れら6組14人が環境や自然保護の大切さに理解を深めた。
氷見市が開催し、市教育委員会の西尾正輝主査やNPO法人Bioクラブのメンバーが講師を務めた。参加者は胴長を着用し、たも網を手に池に入り、イタセンパラやギンブナ、モツゴ、ヨシノボリ、ドジョウをつかまえた。
西尾さんは「イタセンパラは貝に卵を産む。貝が増えるためにはヨシノボリやドジョウがいなくてはならない」と説明した。
氷見市湖南小5年の浮橋諒一朗さん(10)は「メダカやモツゴがたくさん捕れて楽しかった」と笑顔を見せた。
9月には万尾(もお)川で教室を開く。