第28回河野うめまつりが6月16日、福井県南越前町の河野シーサイドパーク駐車場などで開かれた。家族連れらは梅加工品を販売する模擬店での買い物や梅もぎ体験を楽しみ、「梅づくし」のひとときを満喫していた。
河野梅生産組合らでつくる実行委員会が主催。会場には今年収穫された青梅のほか、梅ジャムや梅干しなどの加工品を販売するブースが並んだ。
同組合が700キロの「紅映(べにさし)」を販売したところ、1時間ほどで売り切れる盛況ぶり。5キロ購入した越前市の客は「河野の梅は皮がやわらかくておいしい。梅干しにして、愛知県にいる息子に早く渡したい」と話していた。
仁愛大ゼミ生は梅の果肉入り焼きそばや梅のシロップを使った野菜のピクルスを振る舞っていた。鳥獣害対策に役立てられているオオカミ型ロボットを展示するブースもあり、会場はにぎわいを見せていた。