伝統的な千本格子の町家が連なる富山県高岡市金屋町を温かな光で演出する「KANA夜(や)!ナイト」が8月11日に開かれる。住民らが7日、市里山交流センターで、催しの当日、石畳通りに飾る竹のランプシェードを作った。
「KANA夜!ナイト」は金屋町自治会が開き、今年で3回目。ぼんぼりをともした昨年と趣を変え、今年は竹製のランプシェードで演出することにした。
多くの人に催しに関わってもらいたいと、金屋町まちづくり協議会がランプシェードの製作を企画。市里山交流センターの協力で材料や工具を用意し、町内外の約40人が参加した。
直径十数センチ、高さ30センチほどの竹筒に、花火や家々などの図案に沿って大小の穴を開けた。電球を中に入れて出来を確認すると、「きれい」と声が上がった。高岡市高陵小学校5年の阿波賀陽菜さんは「真っすぐに穴を開けるのが難しかったけど、楽しかった」と話した。
当日は50個を並べ、通りを彩る。終了後は製作した本人に持ち帰ってもらう。開催時間は午後7時~同9時半。同協議会の四津川元将会長は「金屋町の特別な夜を見に来てほしい」と話した。