SDGsに関する見延選手らの取り組みやメッセージが紹介されている特別企画展=7月6日、福井県鯖江市さばえSDGs推進センター

SDGsに関する見延選手らの取り組みやメッセージが紹介されている特別企画展=7月6日、福井県鯖江市さばえSDGs推進センター

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見延選手らSDGs推進 鯖江でパネル展 活動や思い紹介

福井新聞(2024年7月8日)

 アスリートらが取り組む国連の持続可能な開発目標(SDGs)に向けた活動を紹介する特別企画展が、福井県鯖江市さばえSDGs推進センターで開かれている。東京五輪フェンシング男子エペ団体の金メダリストで、パリ五輪代表の見延和靖選手(越前市出身)が進めている折れた剣の再生プロジェクトなどをパネルで伝えている。7月16日まで。

 スポーツを通してSDGsへの関心を高め、行動を呼びかけようと、鯖江市と同センターが企画。市や日本スポーツSDGs協会(東京)などの4者が8日、連携協定を結ぶのに合わせた関連イベントで、アスリートや元選手の5人と1チームの活動、メッセージを掲載したパネル13枚が並んでいる。

 見延選手はフェンシングの折れた剣を回収し、スポーツ大会のメダルや刃物に再利用している「折れ剣再生プロジェクト」を紹介。地元の伝統産業、越前打刃物にちなんだ取り組みで「競技の力を日本の技術力に変える」とメッセージを寄せた。

 アーティスティックスイミングの小谷実可子さんは、水着からエコバッグを作る取り組みやビーチの清掃活動に参加した様子を紹介。バドミントンの小椋久美子さんは、途上国の子どもに学校給食を届ける必要性を訴える催しに参加し、「未来を支える学校給食」などと思いを記している。

 同センターは水曜と祝日休館。

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