バスケットボールBリーグ1部・新潟アルビレックスBBのホーム開幕戦が1日、アオーレ長岡で行われる。チームを盛り上げ、観戦者に長岡のまちなかを楽しんでもらおうと、飲食店は割り引きなどの「おもてなしサービス」を企画。川西地区のショッピングセンターとアオーレを結ぶ無料シャトルバスも走らせる。関係者は「リーグとまちと、にぎわいの相乗効果を図りたい」と意気込む。
◎無料バス運行/飲食店で特典 NPOなど
ホームアリーナのアオーレ長岡は5千人を収容し、市内外から多くの来場が見込まれる。長岡市などはリーグ開幕に合わせた「バスケのまちづくり」を掲げている。飲食店のサービスやシャトルバス運行は、市中心市街地活性化協議会やNPO法人ながおか未来創造ネットワークなどが手掛ける。
「おもてなしサービス」は、中心部の飲食店など約50店が参加。観戦者らにクーポン券付きチラシを配り、協賛店での割り引きや「1品追加」などのサービスを受けられるようにする。期間は10月1日から来年5月末まで。
協賛する東坂之上1の飲食店店長、小野直樹さん(39)は「連戦となれば相手チームのファンも少なからず長岡に泊まるので、店に来てくれたらうれしい。地域が盛り上がれば」と期待する。
無料シャトルバスは川西地区の商業施設利用者に、バスケ観戦と買い物を楽しんでもらう狙い。利用者はイオン長岡店かリバーサイド千秋の駐車場に車を止め、バスでアオーレとの間を往復する。10、11月の土日祝日が対象で、1時間に1往復運行する。市は経費約300万円を補助する。
ホーム開幕の機運を高めようと、JR長岡駅やアオーレ長岡、大手通りには、選手のバナー(垂れ幕)やチームのロゴなどが飾り付けられた。未来創造ネットの山崎茂樹代表理事は「市民にBリーグへの興味を持ってもらい、観戦してほしい。まち全体で盛り上げていければ」と話した。