江戸時代の伊万里焼が並ぶ企画展=14日、長岡市の県立歴史博物館

江戸時代の伊万里焼が並ぶ企画展=14日、長岡市の県立歴史博物館

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色彩に引き込まれ 「粋な古伊万里」展開幕 長岡・歴博

新潟日報(2018年4月16日)

 江戸時代の伊万里焼を集めた企画展「粋な古伊万里 江戸好みのうつわデザイン」(新潟日報社など主催)が14日、長岡市関原町1の県立歴史博物館で始まった。ボタンやチョウを描いた色鮮やかな大皿、鉢など約140点が並んだ。

 伊万里焼は17世紀初めに佐賀県の有田地域で、国内で最初に生産が始まった磁器。名称は伊万里港から輸出されたことに由来する。当初は大名や公家が使っていたが、食文化の多様化により生活食器として市民にも広まった。

 来場者は優雅に泳ぐ黄金のコイを描いた大皿や、花模様の小鉢など一点一点に足を止め、じっくりと鑑賞していた。長岡市白鳥町の無職男性(72)は「美術品のように色彩が美しいものばかり」と感心していた。

 5月27日まで。月曜休館(4月30日は開館)。一般720円、大学・高校生500円、中学生以下無料。

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