絵画の多彩な表現に見入る来場者=4日午前9時50分、金沢市の石川県立美術館

絵画の多彩な表現に見入る来場者=4日午前9時50分、金沢市の石川県立美術館

石川県 金沢市周辺 祭り・催し

新表現模索する87点 石川県立美術館で一陽展金沢展が開幕

北國新聞(2014年12月4日)

 創立60周年記念一陽展金沢展(一陽会石川支部、北國新聞社主催)は4日、金沢市の石川県立美術館で開幕した。絵画、彫刻、版画の計87点が並び、新たな表現法を模索する出品者の意欲作が美術ファンの心を引き付けた。

 10月に東京の国立新美術館で開かれた本展の巡回展で、金沢では5年ぶりの開催となった。

 絵画では、一陽会企画運営委員の鈴木力さんがイタリアの教会などのイメージを抽象化して再構築した「コルトーナの光」をはじめ、エアブラシを駆使して人物の重なり合う表情と心の動きを繊細に表現した大場吉美石川支部長(運営委員)の「心機(しんき)」、軽やかな音の連なりを視覚化した竹田明男副支部長の「'14おとのふね」などの力作が会場を彩った。

 7日まで。6日午後3時から、運営委員3氏による作品解説が行われる。入場料は一般500円(大学生以下無料)。

えきねっと びゅう国内ツアー

金沢市周辺 ニュース