飯田産のリンゴを原料に使ったシードル「ポッシュ」

飯田産のリンゴを原料に使ったシードル「ポッシュ」

長野県 伊那路

飯田産リンゴで「シードル」 振興会・酒販店・農家が連携

信濃毎日新聞(2015年4月15日)

 飯田下伊那のリンゴを生かして地域活性化を目指す任意団体「国際りんご・シードル振興会」などが、地元産リンゴを原料に含むシードル(発泡性果実酒)「Posh(ポッシュ)」の発売を始めた。振興会と飯田市内の酒販店グループ「KURAの会」、リンゴ農家が共同企画した商品で、飯田産を含む県産リンゴを原料に醸造したのが特徴。リンゴへの関心を高め、消費拡大のきっかけにつながるよう期待している。

 同振興会は2013年に有志6人で設立。飯田は街の中に「りんご並木」があったり、生産者も多かったり、リンゴと縁の深い地域。「飯田をもっとリンゴのまちにしたい」と考える中、リンゴの利用用途を広げて需要を増やす方法として、リンゴ果汁を発酵させて造るシードルに着目した。

 昨年秋にはシードル開発に興味のある農家や酒販店などが集まる研究会を立ち上げ、商品化に乗り出した。まず市内の農家が栽培した「ふじ」を中心とするリンゴ約1トンをKURAの会で購入。シードル造りの技術を持つ北安曇郡池田町の「福源酒造」に送って醸造を依頼した。

 完成したシードルは原料の2割が飯田産。リンゴの甘い香りがするシードルは「飲むとすっきりとした辛口」と振興会理事長の後藤高一さん(58)。アルコール度数は8%で「食前酒、食中酒として楽しめる」という。

 念願だった飯田産リンゴのシードル実現を後藤さんは「今回は第一歩だが、一つの商品になったことで次のステップにつながる」。地元産100%のシードル開発など今後も取り組みを発展させることで「地元産リンゴの消費拡大に取り組んでいきたい」と話している。

 750ミリリットル入りが1350円(税抜き)、330ミリリットル入りが600円。KURAの会加盟の高岡亭酒店、モンマートいぎみ、丸徳小林商店、松屋ごとう酒店、丸木屋商店―の5店で発売している。

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