飯田市で披露する人形劇を練習するOPTのメンバー=名古屋市

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人形劇のまち、磨き合い 飯田のフェスタ、第2弾は愛知特集

信濃毎日新聞(2015年7月17日)

 飯田市で8月4日〜9日に開かれる「いいだ人形劇フェスタ2015」で、愛知県の人形劇が特集される。人形劇が盛んな各地の取り組みを紹介しようと、昨年の北海道特集に続く地域特集の第2弾。「人形劇のまち」同士が学び合い裾野を広げていく目的で、飯田の活動にも刺激を与えそうだ。

 愛知県は、日本を代表するプロ人形劇団の一つ「むすび座」があるなど、アマチュアを含めて人形劇が盛んだ。NPO法人「愛知人形劇センター」が運営する「ひまわりホール」(名古屋市)が同県内の約40団体の活動拠点になっているのが特徴だ。

 同ホールの設立は1988(昭和63)年、東京都、名古屋市、飯田市の3都市で開かれた世界人形劇フェスティバルがきっかけだ。翌89年、新社屋を建設中だった現在の損保ジャパン日本興亜がCSR(企業の社会的責任)活動として、自社ビル最上階の19階にホールを造った。劇団員が任意団体をつくり運営してきたが、より活発化させようと、4月にNPO法人化した。

 愛知人形劇センターの中康彦さん(53)は若い人を育てたいといい、「演劇や音楽などさまざまな芸術分野と交流したい。より開かれた活動をしていきたい」と意気込む。

 いいだ人形劇フェスタでは、愛知県の伝統人形芝居を含む20超の劇団が劇を各地で披露する。同センターの劇団「OPT(オプト)」は、夢野久作の小説「ドグラ・マグラ」を基にした「胎児の夢〜ドグラ・マグラより」を上演する。怪奇的な雰囲気がある舞台で、人形を含めて「物が持つ力を最大限に引き出し表現する」大人向けの内容だ。

 同センターが新たな表現者を発掘しようと2011年に始めたコンテスト「P新人賞」の受賞4作品の上演も予定されている。

 フェスタ実行委事務局の代田智之さんは「先進的な取り組みをしており、飯田の人形劇とはまた違う魅力がある」と注目している。

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