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信濃木崎夏期大学が開講 県内外の200人、熱心に耳傾け

信濃毎日新聞(2015年8月2日)

 第99回信濃木崎夏期大学(信濃通俗大学会主催)が1日、大町市の木崎湖畔にある信濃公堂を会場に9日間の日程で始まった。初日は内田道雄・東京学芸大名誉教授が「ガリバー旅行記と漱石」と題して講演。県内外の約200人が熱心に聞いた。

 1917(大正6)年から戦時中も休講することなく続いている。内田氏は「ガリバー旅行記」と「吾輩は猫である」の類似点として、「人間同士では明確にしがたい醜悪な本質を描出するために、人間と異なる動物の視点を活用する仕組み」などと説明した。

 2日は神野直彦・東京大名誉教授が「財政学から学びの社会を構想する」と題して講演する。午前9時10分から午後3時10分まで。大人500円、学生200円。大北地域在住、出身者は無料。問い合わせは同大学(電話0261・22・6164)へ。

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