白馬村の白馬八方尾根スキー場とエイブル白馬五竜スキー場、小谷村のつがいけマウンテンリゾートは30日、大北地域の先陣を切って一部ゲレンデで今季の営業を始めた。同地域10スキー場が11月中にオープンしたのは2年ぶり。ゲレンデでは楽しみに待っていたスキーヤーやスノーボーダーが初滑りを楽しんだ。
エイブル白馬五竜のアルプス平ゲレンデでは、30日までに60センチの積雪があり、強風で新雪が舞う中、スキーヤーらが気持ちよさそうに滑った。山梨県北杜市から訪れた運送業の古屋知輝さん(34)は有休を取って早朝に白馬入り。「雪質が良いのでスノーボードが走ります」と満足した様子だった。
同スキー場運営会社の中野比呂志さん(42)は「暖冬で人工降雪機を使って開業するスキー場もある中、11月にオープンできたことは上出来。天然雪100%のゲレンデを楽しんでほしい」と話していた。