コハクチョウの越冬地として知られる安曇野市明科中川手の御宝田遊水池で14日、今季の初飛来を地元の「アルプス白鳥の会」が確認した。飛来は40季目で2021、22年と3季連続で同じ日。成鳥1羽が泳ぐ姿が見られ、カメラを構えた会員らが見守った。
同会代表の会田仁(まさし)さん(74)=安曇野市=が午前5時半ごろ、他の水鳥と泳いでいるコハクチョウを見つけた。朝霧が漂う中、水中に首を突っ込んで水草をついばむ姿が見られた。
同会によると、例年の飛来のピークは1月下旬から2月上旬。前季のピーク時は475羽が市内で確認された。会田さんは「待望のシーズンが始まった。温暖化の影響も気になるが、40季目を通過点に今後も飛来が続くよう見守っていきたい」と話していた。