大地の芸術祭参加作品「リバース・シティー」を観賞する人たち=12日、十日町市松代

大地の芸術祭参加作品「リバース・シティー」を観賞する人たち=12日、十日町市松代

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里山の作品群見納め 大地の芸術祭13日閉幕 十日町、津南

新潟日報(2015年9月14日)

 十日町市と津南町の越後妻有地域で50日間にわたって展開されてきた現代アートの祭典「第6回大地の芸術祭」が13日、閉幕する。最終日前日の12日には、里山に点在する作品群を一目見ようと、県内外から大勢の人が観賞に訪れた。

 2000年から3年ごとに開かれている国際芸術祭は、「人間は自然に内包される」を基本理念に里山を舞台に数多くの作品群を展開してきた。今回は35カ国・地域の約350組のアーティストが参加し、計約380作品をそろえた。

 このうち、棚田の景観などを生かした約30作品がある十日町市松代の城山地区では、多くの人々が里山を散策しながら作品観賞をした。上越市の特別支援学校教諭、本間真紀子さん(30)は「アート作品をじっくり観賞していると、作品と景色が調和しているように見えてきた」と感心していた。

 大地の芸術祭実行委員会事務局によると、会期前半(7月26日~8月16日)の入り込み数は前回同期比で2%増。会期後半は天候不順の割には堅調に入り込みがあったとみている。

 最終日の13日には、十日町市の旧飛渡第二小学校で午後1時から作品「悪魔のしるし」を運び出すイベントが開かれる。問い合わせは同事務局、025(757)2637。

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