県は１７日、県内への旅行客誘致を目的とした観光商談会をマレーシアの首都クアラルンプールで初めて開いた。県内各地の宿泊施設や観光協会などの約３０人が、現地の旅行社約２０社に売り込んだ。

　会場のホテルで、県国際観光推進室がＤＶＤ映像を使って県の魅力を紹介。東京からのアクセスの良さ、豊かな自然と文化、冬季五輪の開催地で冬季スポーツが盛んなことなどをアピールした。その後、宿泊施設ごとに旅行社の担当者と商談した。

　同室の担当者は取材に「成長が続く東南アジアの国からは、日本に２度、３度と再訪してもらえる可能性が大きい。商談会では地方の魅力や情報も知ってもらえたのではないか」と話した。

　県は東南アジアからの誘客に力を入れており、今月１５日には太田寛副知事も同行してタイ・バンコクで観光商談会を開いた。