淡いピンクの花がほころんだJR伊那小沢駅のカンザクラ

淡いピンクの花がほころんだJR伊那小沢駅のカンザクラ

長野県 伊那路 花・紅葉

天龍でカンザクラほころぶ 村、例年より早く観察始め

信濃毎日新聞(2016年1月7日)

 県内でいち早く花を咲かすとされる下伊那郡天龍村平岡のJR飯田線伊那小沢駅にあるカンザクラが早くもほころび始めている。毎年花の様子を確認して開花宣言を出す村も、例年より早く観察を始めた。

 ホーム脇には約10本のカンザクラが植わっており、村はどれか1本に5輪以上の花が咲いたら開花宣言を出している。6日は一部の木でつぼみがピンク色に膨らんだり、淡いピンクの花が開き始めたりしていた。踏切の警報機交換で列車を見張る作業をしていた会社員の多田喬さん(61)=愛知県武豊町=は「咲いていてびっくりした。変な感じがする」と驚いていた。

 開花宣言は例年2月中旬〜3月中旬ごろ。ただ、2004年度は12月21日に開花宣言を出したこともある。今年は、4日に花がほころんでいるのを村が確認。例年1月20日前後に観察を始めるが、4日から見ているといい、村振興課商工観光係の森祐二係長は「今後どうなるか分からないが、観察を続けていく」と話している。

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