上田市マルチメディア情報センターは、市が保有する歴史資料など公開・利用が可能な画像データを1カ所に集めたホームページ「上田市イメージデータベース」をつくり、インターネット上で公開を始めた。商用利用も含め真田氏関連の資料などを使いやすくし、地域情報の発信につなげる狙い。
同センターによると、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送決定後、出版社などから画像を使いたい―との申し込みが急増。当初、申請のたびに使用の可否を判断し、データを提供してきた。データベースの構築によってこれらの手続きを円滑化する。
収録画像は、市立博物館と美術館、信濃国分寺資料館、丸子郷土博物館収蔵の資料のほか、市内の文化財や絵図など約1500点。時代や年代、文化財の種類などから画像を探すことができ、真田家に関する検索機能も設けた。画像は随時、追加する。
画像データごとに使用条件を設定。うち約1100点は申込書をファクスか郵送で同センターに送り、確認メールを受け取り次第、すぐに無料でダウンロードできる。同センターは「どんな写真があるかすぐ検索でき、画像データ入手までの時間を大幅に短縮した」と話している。一部の画像は、有償利用を含め事前に相談が必要。問い合わせは同センター(電話0268・39・1000)へ。