インタビューに答える堺雅人さん=8日、東京都

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上田合戦に地元獅子舞の動き 堺雅人さん明かす序盤のヤマ場

信濃毎日新聞(2016年3月9日)

 NHK大河ドラマ「真田丸」で主人公・真田信繁(幸村)を演じている堺雅人さんが8日、都内で取材に応じた。徳川の大軍勢を真田勢が撃退する第1次上田合戦が描かれる第13回「決戦」が序盤のヤマ場。堺さんは、信繁が徳川勢を挑発する場面で、上田に伝わる獅子舞の足運びを取り入れたと明かし、「上田の方が『どこかで見た』と思ってもらえたら非常にうれしい」と語った。

 第13回は、4月3日放送。脚本の三谷幸喜さんが描く上田合戦について、堺さんは「合戦の迫力はそのままに、三谷さんならではの切り口を楽しんでもらえると思う」と強調。上田市を訪れた時に、地元の伝統芸能である「常田(ときだ)獅子」や「房山(ぼうやま)獅子」などを知ったといい、「野性味あふれる足運びだったので、どこかで入れたいと思った」と力を込めた。

 堺さんも駆けつけて、1月に上田市内に開館した「信州上田真田丸大河ドラマ館」は、3月8日までに入館者6万人を突破。県内の大河ドラマ視聴率(総合テレビ)も30%前後で推移するなど盛り上がる様子について、「楽しんでいただいているのはうれしい」と話した。

 今後、梅(黒木華(はる)さん)と祝言を挙げて子どもが生まれ、上田合戦に関わる展開で、「信繁が初めて信濃の一員になった気がした」(堺さん)。4月10日の第14回放送から舞台は大坂に移り、上杉景勝(遠藤憲一さん)に付いて上洛(じょうらく)した信繁は、羽柴秀吉(小日向文世さん)に出会う。

 「いちずなところや頑固なところ、自分の仕事に誇りを持ってこだわるところなど、大坂に行った後も信濃人としての誇りは持っている気がする。信濃人の上京物語として見て、応援していただければ」と笑顔を見せた。

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