7年目に1度、飯田市街地で開催される南信州最大の祭り「飯田お練りまつり」(25〜27日)を控え、飯田市宮の前の大宮諏訪神社で23日、出演団体にお練りに参加するための公認旗を渡す神事「余興参加章神旗(よきょうさんかしょうしんき)授与祭」が行われた。出演する47団体の代表者らが公認旗を受け取り、直前に迫ったお練りまつりに向けて気持ちを高めていた。
神事には同神社大総代や飯田お練りまつり奉賛会、出演団体の代表者ら60人余が出席。神社の拝殿でおはらいを受けた後、奉賛会長の柴田忠昭・飯田商工会議所会頭から出演団体の代表者らが1人ずつ、紫色の公認旗を受け取った。公認旗を受け取った本町三丁目大名行列保存会の伊坪弘年会長(68)は「いよいよ始まる。3日間なんとか頑張りたい」。東野大獅子保存会の平沢忠雄会長(64)は「お練りまつりを広く知ってもらうため、頑張らなければという気持ちが一層強くなった」と話していた。
24日には同神社式年大祭の神事「神輿渡御(みこしとぎょ)」が行われ、氏子ら約250人がご神体を納めたみこしを引いて市街地を歩き、25日からお練りまつりが始まる。
奉賛会の柴田会長は同神社社務所に集まった出演団体に「一人でも多くの皆さんに楽しんでもらえるよう素晴らしいお練りまつりにしてほしい」と呼び掛けていた。