武田信玄の甲冑の複製などが並ぶ企画展

武田信玄の甲冑の複製などが並ぶ企画展

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信玄の進軍地図、パネルに 上田・真田太平記館

信濃毎日新聞(2016年3月29日)

 上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は5月29日まで、戦国時代に上田地方を支配し、地元ゆかりの真田氏が家臣として仕えた甲斐の戦国大名・武田氏をテーマにした企画展を開いている。武田信玄が死の直前に静岡や愛知地方を攻めた進軍の過程を地図にまとめたパネルや、武田氏が上州支配の拠点とした岩櫃(いわびつ)城(群馬県東吾妻町)の図(複製)など約40点が展示されている。

 池波さんの小説「真田太平記」の舞台と、小説が描いている以前の時代の出来事を知ってもらう狙いで、同館が武田氏をテーマにした展示をするのは初めて。

 信玄の進軍の地図は、NHK大河ドラマ「真田丸」で時代考証を担当する平山優さんが最新の研究結果に基づいて作成。甲府から遠江へ進み、三方ケ原の戦いで徳川軍に勝利した後、信玄が没するまでの動きを地図にまとめた。ほかにも、武田氏についての言い伝えを明治時代にまとめた挿絵入りの本「絵本甲越軍記」や、信玄の甲冑(かっちゅう)の複製もある。

 同館指導員の土屋郁子さん(70)は「進軍の様子を地図にまとめたパネルから、武田氏がどのように領地を増やしていったかをじっくり見てほしい」と話している。午前10時〜午後6時(入館は午後5時半まで)。期間中は無休。

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