安曇野わさび田湧水群=安曇野市

安曇野わさび田湧水群=安曇野市

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名水総選挙、安曇野2冠 松本は観光地部門3位

信濃毎日新聞(2016年3月30日)

 環境省は29日、今年初めて実施した人気投票「『名水百選』選抜総選挙」の結果を発表した。4部門(観光地、景観、秘境地、おいしさ)のうち観光地、景観の2部門で安曇野市の「安曇野わさび田湧水群」が1位に入り、松本市の「まつもと城下町湧水群」が観光地部門で3位に入った。両市は観光振興や保全にさらに努めるとしている。

 「選抜総選挙」は、1985(昭和60)年に当時の環境庁が「昭和の名水百選」を決めてから本年度で30周年になったのを記念し、名水への関心を高めようと実施。2008年選定の「平成の名水百選」を合わせた全国200カ所の名水から参加を募った。観光地と景観は各20カ所、秘境地は5カ所、おいしさは10カ所を対象に、インターネットの専用ページで2月15日〜3月13日に投票を募った。

 観光地部門には5万2474票の投票があり、安曇野は8569票、松本は5990票を得た。景観部門は総投票数4万1055票で、安曇野は5772票だった。安曇野市環境課の大向弘明課長は「これを機に全国の皆さんに名水に触れに来てほしい」。松本市環境保全課の百瀬勇二課長は「観光客の協力を得て共に保全に努めたい」とした。

 秘境地部門は愛知県岡崎市の「鳥川ホタルの里湧水群」(4470票)、おいしさ部門は神奈川県秦野市の「秦野盆地湧水群」(7504票)が1位だった。4部門の投票総数は11万4398票。環境省水環境課は「多くの人に参加してもらえた。企画に携わった旅行会社が結果の活用を検討している。全国の名水が活性化するといい」としている。

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