リニューアルした花マップをPRする(左から)黒田さん、下平さん

リニューアルした花マップをPRする(左から)黒田さん、下平さん

長野県 伊那路 花・紅葉

両村の花畑、マップ片手に巡って 豊丘と喬木の協力隊員企画

信濃毎日新聞(2016年3月31日)

 下伊那郡豊丘村と同郡喬木村にある花畑を紹介した「花マップ」が完成した。マップは昨年、豊丘村の地域おこし協力隊員黒田美佳さん(30)が企画し、同村の花畑を中心に掲載。今年は、交流のある喬木村の協力隊員下平美鈴さん(32)に声を掛けて連携し、内容をリニューアルした。隣接する両村の花のスポットをPRしている。

 花マップは、縦約20センチ、横約40センチの四つ折り。いずれも5月ごろに見頃を迎える豊丘村のアイリス園とシャクヤク園、喬木村のクリンソウ園とポピー園の位置を花の写真とともに地図に示した。

 昨年の地図は豊丘村が発行し、喬木村が村内の花畑の紹介を補足するマップを別に発行していた。「これでは観光客思いではない」と、黒田さんが下平さんにマップ作りを持ち掛けた。

 2人は昨年12月から、両村の観光担当職員らと内容を検討。昨年の地図になかったお薦めの巡回コースなどを載せた。両村が合同で発行し、1万部作った。表紙は黒田さんが考え、豊丘村のシャクヤクと喬木村のクリンソウが円を描くように「花マップ」の字を囲むデザインで、両村のつながりを表現した。

 下平さんは「いろいろな人に関わってもらって実現できた」。協力隊の3年間の任期を終え、31日に退任する黒田さんは「3年間の集大成。村を超えて形にできてよかった」と話す。4月中旬ごろから両村の観光関連施設、開園以降は各花園でも配布する。

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