桜が舞い散る中、家族連れなど多くの人でにぎわう大西公園

桜が舞い散る中、家族連れなど多くの人でにぎわう大西公園

長野県 伊那路

桜の乱舞、花見客魅了 大鹿村の大西公園で祭り

信濃毎日新聞(2016年4月17日)

 桜の名所として知られる長野県下伊那郡大鹿村の大西公園で16日、「大鹿さくら祭り」が開かれた。ソメイヨシノを中心とした約3千本の桜は満開から散り始め。県内外から訪れた3千人以上の花見客が春の陽気を満喫していた。
 公園では風が吹くたびに花びらが一斉に舞い散った。幻想的な光景に見とれ、「すごい」と感嘆の声も上がった。
 祭りには、公益財団法人日本さくらの会(東京)が選んだ「2016 さくらプリンセス」の染矢智美さん(22)=東京、村が選んだ「第10代大鹿さくらの女王」の前沢里花乃さん(22)=同郡松川町、松尾南帆さん(28)=飯田市=の3人が訪問。和服姿で桜の植樹をしたり、記念撮影に応じたりした。地元の大鹿太鼓や鹿塩獅子舞なども会場を盛り上げた。
 公園は1961(昭和36)年に村内で多くの犠牲者を出した集中豪雨「三六災害」で大西山が崩落した跡地に整備。鎮魂や復興の祈りを込め、村民有志が桜を植えてきた。

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