伊那谷で秋の味覚マツタケが採れ始めている。2日は、伊那市ますみケ丘の広域農道沿いにある農産物直売所「グリーンファーム」に長さ16センチ、重さ110グラム、価格7千円ほどの立派なマツタケが入荷。早速、県外の料亭に出荷された。
同直売所によると、入荷の始まりはほぼ例年並みといい、この時季は料亭などからも予約が数多く寄せられる。皿いっぱいのマツタケに顔を近づけると、ほんのりとしたマツタケ特有の香りがする。直売所運営会社会長の小林史麿(ふみまろ)さん(75)は「今年のマツタケも物が良い。秋だな」。
県林務部の担当者は、今秋の県内のマツタケについて「今はまだはしりで、これから本格的に出てくるのではないか」と話している。