合格祈願の絵馬が並ぶ真田神社の境内

合格祈願の絵馬が並ぶ真田神社の境内

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「落ちない城」あやかりたい 上田城跡公園、受験生でにぎわい

信濃毎日新聞(2016年10月14日)

 上田市の上田城跡公園が受験生らの人気を集めている。上田城は戦国時代に2度にわたって徳川の大軍勢を退けた「落ちない城」として知られ、放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」効果で知名度が上昇。歴史にあやかり縁起を担ごうと、全国から訪れた観光客が合格祈願のお守りや関連の土産品を買い求めている。

 「絶対合格!」「志望校に合格しますように」。城跡公園内の真田神社境内に掲げられた絵馬には、高校や大学試験の合格を願う言葉が並ぶ。建築士や薬剤師などの国家試験、公務員やソムリエ試験の合格を祈願する絵馬もあり、「真田丸」出演者のイラストを描いたものも目立つ。

 上田城の初代城主・真田昌幸は、1585(天正13)年の第1次上田合戦で約7千の徳川勢をわずか約2千の軍勢で撃退。関ケ原の合戦(1600年)直前の第2次上田合戦では徳川秀忠率いる3万8千の大軍を足止めしたとされる。

 真田神社は1879(明治12)年創建で、歴代上田城主の真田氏、仙石氏、松平氏を祭神として祭っている。同神社社務所によると、「真田丸」放送の効果で参拝客やお守りを求める観光客が増加。「不落城合格大守」(600円)は週に200個ほど売れる人気で、「特に受験生や保護者が買っていく」という。

 群馬県太田市から家族と訪れた中学1年の男子生徒(12)は「歴史が好きで『落ちない城』のことは知っていた。2年後の高校受験に備えてお守りを買いました」。孫が大学受験生という同県伊勢崎市の女性(80)は、お守りを手に「何とか落ちませんように」と願った。

 上田市中央4の銭沢時計店は2年前から、学習ノート「落城(おち)ない上田城」を販売。「真田丸」の放送前は年間1500冊ほどだった販売数が、現在は1カ月に千〜2千冊売れる人気ぶりだ。「最初は冗談のつもりだったが、想像以上の反応」と店主の銭沢守さん(61)。「真田丸の効果で街なかを歩く人も増えている。大河ドラマ後を見据え、いかにリピーターになってもらうかが大切」と話している。

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