安曇野市産の摘果リンゴを使ったワイン(右)と、地元農産物を多言語で紹介するパンフレット

安曇野市産の摘果リンゴを使ったワイン(右)と、地元農産物を多言語で紹介するパンフレット

長野県 白馬・安曇野

「摘果リンゴ」のワイン完成 安曇野で11月から販売

信濃毎日新聞(2016年10月28日)

 安曇野市で間引きされた「摘果リンゴ」を原料の一部に使ったワインが完成し、27日に市役所でお披露目された。市商工会と市内で果実酒製造販売を手掛ける「あづみアップル」が開発。11月から市内の酒販店や道の駅、宿泊施設などで本格的に販売する。

 新商品は、6月に摘果されたピンポン球大の実を原料にしたワインと通常のリンゴワインをブレンドした。アルコール度数は7%。甘口で「東南アジアの人が好む味」(あづみアップル管理課長の石沢喜則さん)という。500ミリリットル入りボトル800本を作り、1本1350円(税込み)。

 若い時期のリンゴは健康に良いとされるポリフェノールを多く含み、ワインにしたときの含有量も同社の通常リンゴワインの2・8倍に上るという。摘果リンゴの活用は同社の以前からのアイデアで、今回は国の地方創生加速化交付金を財源にした市の補助金約50万円を使った。

 この日は、リンゴやコメ、ワサビといった地元農産物を英語、中国語、韓国語で紹介する市製作のパンフレットも紹介。A4判24ページで5千部作り、四季折々の風景写真も載せた。今後、市観光情報センターや宿泊施設で配布する。

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