上田市の鹿教湯温泉旅館組合は、温泉街にある観光名所を楽しめる塗り絵帳「鹿教湯温泉ぬり絵めぐり」を発行した。湯治客ら長期滞在する人が多いこともあり、宿でくつろぎながら楽しんでほしいと新たに作った。
題材は、県宝「文殊堂」や温泉地の中心にある「湯坂」など6カ所。色を塗って全て完成させると、温泉街の宿泊施設の宿泊補助券が当たる抽選に応募できる。塗り絵帳にはスケッチやメモができる余白ページも設けた。
温泉街ではこれまで、歩いて健康づくりにつなげてほしいと、鹿教湯温泉観光協会が観光名所を巡るスタンプ帳(1冊200円)を販売している。
塗り絵帳は、水彩にも対応する紙を使っており、旅館組合の宣伝部長、斎藤明さん(52)は「人それぞれの楽しみ方ができる」と話している。
1冊400円。購入や問い合わせは鹿教湯温泉観光協会(電話0268・44・2331)へ。