そろいの法被を着て観光客を案内する児童たち

そろいの法被を着て観光客を案内する児童たち

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「赤備え」児童が上田城跡ガイド 銅像や石碑など紹介

信濃毎日新聞(2016年12月7日)

 上田市清明小学校の3年生34人が6日、近くの上田城跡公園内で観光ガイドに挑戦した。児童は総合学習の一環で、上田城跡にある銅像や石碑などについて調べており、学んだ内容を一般の観光客に伝えたいと初めて観光ガイドを企画。小雨が降る寒空の下、公園を訪れた観光客を楽しませた。

 そろいの赤い法被を着た児童は「小学生ガイドしてまーす」と観光客に呼び掛け、ガイドを務めた。用意したのは「真田神社コース」など四つのコース。希望者を一緒に連れて、上田市出身の医学者・山極勝三郎(1863〜1930年)の銅像などを回りながら、「世界で初めて人工がん発生に成功した人です」といった説明を披露した。公園を何度も訪れているという小池二葉さん(64)=上田市長瀬=は「子どもの一生懸命な姿が良かった。意外と知らない銅像も多かった」と話していた。

 児童は昨年、生活科の授業で公園を訪れ、ドングリや落ち葉を拾って遊んだ。その際、公園内にさまざまな銅像や石碑があることに気付き、各自が興味を持ったことを調べてきた。

 児童による観光ガイドは8日午前10〜11時にもある。無料。

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