「武石ふるさときゃらばん」のポスターを手にする地域おこし協力隊員の前田さん(左)ら

「武石ふるさときゃらばん」のポスターを手にする地域おこし協力隊員の前田さん(左)ら

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武石の食、上田の街でPR 23日催しへ総菜・カクテル試作

信濃毎日新聞(2016年12月10日)

 上田市の武石観光協会は23日、武石地域産の食材を味わうイベント「武石ふるさときゃらばん」を市中心部の海野町商店街にある民営文化施設「犀(さい)の角(つの)」で開く。2006年の合併で旧武石村が上田市となって今年で丸10年。武石地域の魅力を再認識してもらおうと初めて企画した。

 農業が盛んな地域特性に焦点を当て、当日は地元産の野菜を使った京風おばんざい(総菜)や地元の酒米で作った日本酒、オリジナルのカクテルを出す予定だ。

 イベントは、市地域おこし協力隊員の前田由紀さん(38)が企画。10月に武石地域自治センターに着任したが、市民でも武石地域を訪れたことがない人がいるなど、あまり知られていないと感じた。前田さんは「おいしい野菜も酒米もあるが、直売所や酒蔵はない。武石の魅力を市街地で売り込もうと考えた」と言う。

 料理は、これまでにカボチャの肉詰めやジャガイモのポテトサラダ、サトイモチップス、だし巻き卵などを試作。当日は10品を並べる予定だ。日本酒は武石地域産の酒米を使って上田、諏訪両市の酒蔵が仕込んだ2種類を用意。日本酒を飲み慣れていない人向けに、武石産トマトのジュースや日本酒などを使ったオリジナルカクテルも出す。前田さんは「武石の良さを積極的にPRし、認知度を高めたい」と話している。

 イベントは、正午〜午後3時と午後4〜7時の2回。参加費は1人千円で事前予約が必要。定員は各回先着30人。ウェブ上の申し込みフォームで受け付けている。問い合わせは同センター(電話0268・85・2311)へ。

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