残雪の南アルプス(中央奥)と美しく共演する高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラ=18日午後0時24分、伊那市高遠町(本社チャーターヘリから)

残雪の南アルプス(中央奥)と美しく共演する高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラ=18日午後0時24分、伊那市高遠町(本社チャーターヘリから)

長野県 伊那路 花・紅葉

銀嶺はるか、高遠満開 伊那「天下第一の桜」

信濃毎日新聞(2017年4月19日)

 約1500本のタカトオコヒガンザクラが植えられ、「天下第一の桜」として知られる伊那市の高遠城址(じょうし)公園の桜が18日、満開となった。上空からは濃淡のあるピンクに染まった公園が浮かび上がるように見えた。雨上がりで残雪の中央、南の両アルプスもくっきりと望め、桜と共演していた。

 同公園の桜は10日に開花。その後の冷え込みもあって花の進みが遅く、昨年より10日遅い満開となった。市高遠長谷商工観光課は23日前後まで見頃が続くと予想している。

 この日は同公園に120台余の観光バスが到着し、園内は大にぎわい。岐阜県可児市から仕事仲間と訪れた川崎正勝さん(84)は「雪山と桜を一緒に見られる場所はなかなかない」と喜んでいた。

 気象庁によると、18日の県内の最高気温は15地点で今年最高を記録。うち上田(26・2度)、佐久(25・7度)、安曇野市穂高(25・5度)、松本(25・2度)は、県内で今年初めて25度以上の夏日となった。

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