愛称が決まった辰野美術館所蔵の仮面土偶

愛称が決まった辰野美術館所蔵の仮面土偶

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「日本のへそ土偶 縄文の母 ほっこり」 辰野の仮面土偶、愛称決定

信濃毎日新聞(2017年6月23日)

 上伊那郡辰野町教委や住民でつくる「たつの芸術村事業実行委員会」は22日、同町新町で出土し、町立辰野美術館が所蔵する縄文時代の仮面土偶(県宝)の愛称を「日本のへそ土偶縄文の母ほっこり」に決めた。今年1月の公募で県内外から485件の応募があり、複数の応募作を組み合わせて名付けた。

 全長20・1センチ、重さ1キロほどの土偶は縄文時代後期の作とされ、仮面を着けた妊婦をかたどっている。1937(昭和12)年に桑畑で見つかった。茅野市で2000年に出土した国宝土偶「仮面の女神」にも姿がよく似ている。

 実行委は町内で土偶作り教室などを主催。仮面土偶の素晴らしさや町の歴史をさらにPRしようと愛称を付けることにした。当初は1作品に決めるつもりだったが、ふたを開けると良作ぞろい。アイデアが重なっている作品も多く、急きょ、主なキーワードを連結することにしたという。

 この日は作品が部分採用された11人のうち3人が同館で記念品を受け取った。

 「ほっこり仮面」で応募した寺島義典さん(70)=茅野市=は「どっしりとした母親のたくましさや優しさを感じてほっこりする」。日本地図のほぼ中心の辰野町は「日本のへそ」とも言われるため、古畑美佐子さん(57)=辰野町平出=は「おへそ仮面」と名付け、「町が大切にしてきた土偶の愛称に採用されてうれしい」と笑顔を見せた。「仮面土偶『縄文の母』」で応募した仲節夫さん(82)=同町中央=は「この名前が全国に広がればいい」と話した。

 同館学芸員の赤羽義洋さんは「ユニークな愛称になった。実際に美術館に見に来てほしい」と話している。

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