「山ラブ」企画のチラシを持つ笠原さん。「今では故郷に山があることに感謝です」

「山ラブ」企画のチラシを持つ笠原さん。「今では故郷に山があることに感謝です」

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登山が苦手になった人へ こもろ観光局が「山ラブ」企画

信濃毎日新聞(2017年7月14日)

 山を敬遠しがちになってしまった人を再び山に―と、一般社団法人こもろ観光局(長野県小諸市)事務局の笠原光さん(40)らが、浅間山(2568メートル)登山を中心にした「山ラブ」企画を準備している。「トラウマ克服!つらくないよ〜」と銘打ち、道中、ちょっとした楽しみやお土産を用意。「学校登山などで山が苦手になった人、集まれ!」と参加を呼び掛けている。

 小諸市で生まれ育った笠原さんは、小学校で浅間山、中学校で八ケ岳に学校登山で登った。だが、歩くのがつらくて景色や高山植物をめでる余裕はなく、「二度と登りたくない」と思ってしまった。

 都内の大学を卒業後、国際協力機構(JICA)の事業を受託する都内の開発コンサルタント会社に就職。海外を飛び回ってきたが、昨年春、市の地域おこし協力隊に応募して帰郷するまで、山といえば友人に誘われて「嫌々登った」高尾山(599メートル、八王子市)くらい。山嫌いを引きずってきたという。

 転機は昨年5月。仕事として浅間山の山開きに参加したところ、歩きながらコケや高山植物を写真に収める楽しさを知った。登るのが楽しくなり、その年だけで5回も浅間山に足を運んだという。

 「大人になって分かる楽しみ方もある」と実感した笠原さんが今回企画した登山は、天狗温泉浅間山荘から賽(さい)の河原までを往復する火山館コース(29日)と、高峰高原ビジターセンターから黒斑(くろふ)山(2404メートル)を目指す黒斑コース(8月26日)の二つ。

 いずれの参加者にも、出発前に自身を奮い立たせる手紙を遊び心でしたためてもらい、道中は心地いい鳥居や滝など5、6カ所で小休止しながらゆっくりゴールを目指す。ゴール地点では観光局職員がゴールテープを用意し、入れたてのコーヒーを提供。非売品の記念バッジももらえる。

 7月23日には高峰高原で、一眼レフカメラを使いこなす実践塾も開く。参加費は登山が4千円(子ども3千円)、カメラ塾が3500円。各催しの5日前までに同観光局(電話0267・22・1234)へ申し込む。

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