特別企画展の横断幕などを設置し、雷電のPRに力を入れる道の駅「雷電くるみの里」でくつろぐ観光客ら

特別企画展の横断幕などを設置し、雷電のPRに力を入れる道の駅「雷電くるみの里」でくつろぐ観光客ら

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東御、雷電にぎわい期待 生誕250年記念、29日から浮世絵展

信濃毎日新聞(2017年7月14日)

 旧大石村(現東御市滋野乙)出身で江戸時代に活躍した力士雷電為右衛門(ためえもん)(1767〜1825年)の生誕250年を記念した特別企画展「スーパースター雷電と浮世絵でみる江戸時代展」が、29日から東御市常田の丸山晩霞記念館で始まる。企画展に関連した催しも秋まで計画。節目の年に合わせて情報発信や観光客の受け入れ態勢を整えてきた市民や観光関係者は、大相撲人気や企画展による雷電の再評価が地域のにぎわいに結び付くことを期待している。

 企画展は市や同館の主催。時代考証家の山田順子さんらが監修し、浮世絵を中心に約120点を展示する。化粧まわし姿の雷電を描いた勝川春亭をはじめ、歌川広重ら著名な絵師が手掛けた作品を通して雷電が生きた江戸時代の風俗や娯楽も紹介する。同館の佐藤聡史学芸員は「浮世絵から江戸時代の暮らしぶりが分かると思う」と話す。

 29日午後2時からは、山田さんと相撲博物館(東京)学芸員の土屋喜敬さんによるギャラリートーク「なるほど江戸時代と大相撲」がある。会場には、新関脇として大相撲名古屋場所で活躍する御嶽海関(上松町出身)の紹介コーナーを開設。9月24日までの期間中、大相撲グッズなどの販売もある。

 また、関連して11月11日には、身長約197センチだったとされる雷電と同じ大きさの紙人形を戦わせるイベント「どんどこ巨大紙相撲大会雷電東御場所」も市中央公民館で開催される。

 同市では昨秋、住民や商工観光関係者らが生誕250年の記念行事を計画する実行委員会を発足。その後も、地元住民らがウオーキングコースを設定、雷電に関するホームページ作成など観光客が楽しめる仕組みを整えてきた。

 「地区外から雷電の生家を見に来る人がすごく増えた」と同市滋野乙の関洋一さん(68)。史跡「力士雷電生家」を管理する住民グループの会長を務める関さんは、雷電への関心が少しずつ高まっていると感じている。企画展を機に「生家や雷電の墓を訪れるようになってくれればいい」。市観光協会も「これまで企画展に焦点を当てて(県内外で)PRしてきたので、どれだけの反応があるか楽しみ。盛り上がりが紙相撲大会まで続けばいい」とする。

 企画展は午前9時〜午後5時、無休。会期中に一部展示の入れ替えがある。入場料は高校生以上200円、中学生以下無料。

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