栂池高原スキー場に開店したバー形式のレストラン「栂BASE」=小谷村

栂池高原スキー場に開店したバー形式のレストラン「栂BASE」=小谷村

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2施設の運営開始 まちづくり会社「白馬ギャロップ」

信濃毎日新聞(2017年12月12日)

 北安曇郡白馬村の観光まちづくり会社「白馬ギャロップ」は11日、今冬のスキーシーズンに合わせて新たに2施設の運営を始めると発表した。18日に同村でホテル「WOHNEN(ボーネン)」を開業。9日に同郡小谷村の栂池高原スキー場でレストラン「栂BASE(ツガベース)」を開店した。同社は昨年、地元観光業の活性化や雇用創出を目的に設立。運営施設はこれで計3店となる。

 同社は、県内金融機関や地域経済活性化支援機構(東京)が設立した「ALL信州観光活性化ファンド」からの出資を受けて事業を展開。後継者難の施設を引き継いだり、活用が進んでいない施設を整備したりして宿泊・飲食事業に乗り出している。

 ボーネンは30年以上営業するホテルだが、年配の経営者が後継者を探していたため事業を継承した。客室は8室。館内では、木のぬくもりが特徴の内装は引き継ぎつつ、県内産食材の料理を提供するレストランを新設。宿泊客に加え、地域に滞在する訪日外国人客の取り込みも図る。

 ツガベースは、スキー場運営会社からゴンドラ前にある施設の一部を借りてオープン。軽食や酒類を販売し、立ち飲みのほか、店舗併設の足湯に浸りながら食事を楽しめる。通年で営業し、地元出身者らを雇用して運営する。

 白馬ギャロップは昨年12月、白馬村の白馬八方尾根スキー場のゲレンデ近くにカフェ・レストランを開設している。北山拓社長は「地域の滞在環境の整備やグリーンシーズン活性化に向けて事業を広げていきたい」としている。

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