改修された清津峡渓谷トンネルのパノラマステーション。床の水と、壁のステンレス板に外の景色が映る=27日、十日町市小出

改修された清津峡渓谷トンネルのパノラマステーション。床の水と、壁のステンレス板に外の景色が映る=27日、十日町市小出

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眺望変幻 清津峡渓谷トンネル改修 4月28日再開業

新潟日報(2018年5月1日)

 清津川に沿って掘られた十日町市小出の清津峡渓谷トンネルに現代美術を取り入れて、魅力を高める改修工事が終了した。4月28日にリニューアルオープンする。

 トンネルは、清津峡温泉の温泉街近くに入り口があり、全長約750メートル。見晴らし所と突き当たりのパノラマステーションでは、清津川の清流と柱のような形をした岩「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」を間近に見ることができる。

 1996年10月にオープンし、97年度は16万8千人が訪れたが、2017年度は5万8千人に落ち込んだ。同市は入場者を増やそうと、中国出身の建築家らの事務所に設計を依頼し、昨年12月から工事が行われていた。

 改修の目玉は、パノラマステーション。床に水を張り、トンネルの壁にステンレス板を貼った。外の景色がトンネルの内部に映り、幻想的な雰囲気になった。

 見晴らし所には屋根が半球型のトイレを設置。入り口付近には足湯やカフェを備えた施設を建設中だ。総事業費は2億6千万円。

 全ての施設が完成するのはことし7月で、「大地の芸術祭2018」の作品ともなる。入場料は高校生以上が600円、小中学生が300円。

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