「気流岳」を揚げようと勢いよく走りだす参加者

「気流岳」を揚げようと勢いよく走りだす参加者

長野県 白馬・安曇野 祭り・催し

大だこ、空に舞い上がれ アルプスあづみの公園で80人参加

信濃毎日新聞(2018年5月6日)

 国営アルプスあづみの公園の大町・松川地区(大町市、松川村)で5日、子どもたちが力を合わせて大だこを揚げる催しがあった。たこに描かれた架空の山岳「気流岳」を大空に出現させよう―と挑戦。空高く舞い上がることはなかったが、たこが浮き上がると会場の「アルプス広場」は拍手に包まれた。

 催しは、風や空気を体感できるアート作品づくりに取り組む関西拠点のチーム「アートプロジェクト気流部」が企画。縦約4・5メートル、横約5メートルのたこは、上部に気流岳の山並み、下部にダム湖がデザインされ、尾は水の放流を表している。同チームが昨年、大町市で開かれた「北アルプス国際芸術祭」に出品した。

 この日は公園を訪れた親子連れ約80人が参加。ひもを手に太鼓の音に合わせて勢いよく走りだし、たこを引っ張った。5回試みたが、風に恵まれず、うまく揚げることはできなかった。母親と一緒に参加した埼玉県川口市の小学2年生は「一生懸命引っ張ったけれど残念。でも楽しかった」と話していた。

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