旧速川小学校をバックに地元活性化に向け手を合わせる子育て世代有志ら

旧速川小学校をバックに地元活性化に向け手を合わせる子育て世代有志ら

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富山県氷見市・速川地区活性化へ子育て世代始動 5月に復興支援マルシェ

北日本新聞(2024年4月10日)

 富山県氷見市速川地区の子育て世代有志が地元活性化を目指した活動を始め、第1弾として5月5日に旧速川小学校で能登半島地震復興支援の交流イベント「ヒミ里山マルシェ」を開く。人口減少が進む中、若者を呼び戻し、移住者を増やす取り組みを今後も続けていくといい、メンバーは「速川を魅力的な地区にしたい」と話している。

 速川地区ではまちづくり協議会をつくり、将来ビジョンを基に持続可能な地域づくりに取り組んでいる。協議会のメンバーである子育て世代有志は、交流人口の拡大を目指し、まずは速川を多くの人に知ってもらうイベントを提案。協議会の主催で開催することになった。会場は活用を模索していた旧速川小を選んだ。

 趣旨に賛同したフリーマーケットやワークショップなど約45ブースが参加し、輪島市で被災したカフェも出店する。募金箱に寄せられた善意と出店料を義援金として氷見市に贈る。併せて県内や新潟、岐阜、石川のメダカ愛好者が改良メダカ即売会を開き、収益の一部を交流のある輪島の愛好者に贈る。

 子どもができたのを機に8年ほど前に実家に戻った新家悟さん(38)は「魅力的で住んでみたいと思わせる速川地区にしていきたい」。今回のイベントが復興支援の輪を広げるきっかけになればよいと言う。1~8歳の3人の子どもを育てる村井恵さん(36)は「自然に恵まれた速川の子育て環境の良さを知ってもらい、移住につなげたい」と話している。

 ヒミ里山マルシェは5月5日午前10時~午後3時。

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