「けんか山」で知られる高岡市の無形民俗文化財「伏木曳山(ひきやま)祭」。5月の第3土曜とその前日の2日間に分けて、同市伏木地区中心部で行われる。21日夜には提灯(ちょうちん)山車(やま)を激しくぶつけ合う祭りの目玉「かっちゃ」があり、町は熱気に包まれる。
「かっちゃ」では、本町広場と法輪寺前の会場に、約360個の提灯をともした山車6本が「イヤサー、イヤサー」の掛け声とともに登場。向かい合った山車は、笛や太鼓の合図で一気に近付き、「ドン」と音を立てて激突すると、沿道の人たちから大きな歓声が上がる。
日中は花傘を広げた花山車が曳(ひ)き回される。2016年に復元された十七軒町(じゅうしちけんちょう)を加えた7本の山車が港町をる。 祭りは江戸時代後期から続く伏木神社の春の祭礼。
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