改修する古民家の前に立つ河合さん

改修する古民家の前に立つ河合さん

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趣ある町並み残したい 高岡・山町筋で河合さん、古民家を宿泊施設に改修

北日本新聞(2024年5月11日)

 国重要伝統的建造物群保存地区で高岡市木舟町にある土蔵造りの古民家が、1棟貸しのゲストハウスに生まれ変わることになった。富山市の会社員、河合祥平さん(36)が空き家になっていた建物を買い取り、にぎわい創出に一役買う。今月から工事を始め、外観を明治期の姿に修復し内装も高岡らしさを打ち出す。来年6月の開業を目指す。

 河合さんは高岡市出身。木舟町に空き家があるのを知り、「趣のある町並みなのにもったいない」と自ら保存活用に乗り出すことにした。約2年前に購入し、地元住民らと相談した末、ゲストハウスにすることにした。

 建物は1905(明治38)年に造られ、はんこ店の店舗兼住宅として使われていたのを最後に、10年以上空き家になっていた。2階建てで中庭や蔵もある。

 増築や壁を塗り直した跡があり、工事では壁を黒しっくいにするなど明治の頃の姿に近づける。内装には高岡のものづくり技術を生かした真ちゅう製のランプシェードなどを取り入れる。イベントで活用できるスペースも設ける。

 年明けのプレオープンを経て、来年6月に開業予定。隣接する県指定文化財・筏井家の4代当主、筏井晴夫さん(82)は「新たに町に人が入ってくるのは珍しい。活性化につながりうれしい」と歓迎する。河合さんは5月の高岡御車山(みくるまやま)祭にも加わった。「住民をはじめ多くの人が協力してくれた。宿を拠点に、高岡の伝統工芸や食の魅力を知ってもらい、関係人口を増やす一助になれば」と話している。

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