<p> 上越市ゆかりの戦国武将上杉謙信の居城だった春日山城のジオラマが完成し6日、市埋蔵文化財センターでお披露目された。本丸の位置や城の規模が一目で分かり、訪れた地域住民や歴史ファンらは、戦国時代のロマンに思いを巡らせた。 手掛けたのは地域住民らでつくる「春日山城跡保存整備促進協議会」(小山正明会長)。来年3月の北陸新幹線開業で多くの来客が見込まれることから、新たな観光資源にしようと企画した。メンバーは4月から現地や資料を調査。制作費は約460万円で、市の助成金や各種支援金を活用し東京の企業に製作を委託した。 ジオラマは幅2・7メートル、奥行き3・1メートル、高さ1・1メートル。縮尺は500分の1で「本丸」や「直江屋敷」なども再現している。 披露会には協議会のメンバーや地域住民、歴史ファンら約110人が集まった。小山会長は「このジオラマを春日山観光の目玉として活用していきたい」とあいさつ。地元の春日小児童は「学習に生かしたい」「春日山城をもっと知ってほしい」などと感想を発表した。新潟市から訪れた会社員阿部功輔さん(35)は「大きくて驚いた。位置関係が分かりやすく、これを見てから春日山城跡の散策をしてみたい」と話していた。 <a href="http://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/bunkagyousei/sisetu-maizou.html" target="_blank"><strong>上越市埋蔵文化財センター</strong></a></p>