下高井郡山ノ内町の地獄谷野猿公苑を訪れる海外からの観光客らに、観光情報を提供し土産品販売などもする店が、同公苑への遊歩道入り口にオープンした。近くで外国人を対象にしたレストラン「猿座(えんざ)カフェ」を運営する同町の業者「まちノベイト」が開設。「野猿公苑の次にどこに行けば楽しめるかといった情報を発信する拠点にしたい」としている。
新店舗は木造平屋で、広さは約40平方メートル。主に同業者の英国人スタッフが詰め、海外からの観光客が多い冬は、無休で営業する。立ち寄った外国人らが、食事をしたり温泉に入ったりできる場所などを尋ねていくという。
野猿公苑への遊歩道は、片道約1・6キロの距離がある。店では、野猿公苑のニホンザルにちなんだ土産品の販売のほか、軽装で訪れる観光客向けに、長靴やアイゼンの貸し出し、防寒具の販売もしている。
営業時間は午前8時半〜午後5時。