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健在ふるさとの小正月 ちんころ作り 菓子店で佳境 上越・吉川

新潟日報(2015年1月16日)

 上越市吉川区原之町の「小浜屋菓子店」で、小正月の細工菓子「ちんころ」作りがピークを迎えている=写真=。店頭にはことしの干支(えと)にちなんだヒツジのほか、ウサギ、鳥などをかたどった高さ3センチほどのちんころがかわいらしく並んでいる。

 同店を経営する中村崇さん(54)が家族3人で手作りしている。毎年1月に500~600個売れるという。材料となる米粉をお湯で練り、食紅で色を付けて動物の形にし、蒸して仕上げる。縁起物として飾り、ひび割れが多い年は豊作になるとされる。

 ちんころは十日町市のものが広く知られているが、吉川区でも昔から愛されている初春の風物詩で、かつては市も開かれた。

 中村さんは地域の子どもや住民にも作り方を教えている。「吉川の伝統的な小正月の姿を伝えていきたい」と話していた。

 1月末ごろまで販売。問い合わせは同店、025(548)2020。

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