お披露目された「富のおもちかえり」を前に、「首都圏はじめ、全国、海外にもアピールしたい」と述べる石井知事=高志会館

お披露目された「富のおもちかえり」を前に、「首都圏はじめ、全国、海外にもアピールしたい」と述べる石井知事=高志会館

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新境地の土産品「富のおもちかえり」披露

北日本新聞(2015年2月3日)

 3月14日の北陸新幹線開業に向け、県内の農林水産品をPRしようと、県が製造業者らと開発を進めてきた土産品「富(とみ)のおもちかえり」が完成し、2日、富山市の高志会館で初披露された。押しずしやかまぼこ、魚介のオイル漬けなど11品で、5日から県内で販売される。石井知事は「首都圏をはじめ全国、海外にもアピールしていきたい」と述べ、第2、第3の商品開発にも期待を込めた。

 県が県内の農林水産品・加工品をブラッシュアップして新たな土産品にしようと募集し、41品の応募があった。検討委員会(委員長・赤池学ユニバーサルデザイン総合研究所長)が審査して絞り込み、専門家が味付けやパッケージデザインなどを助言、提案して磨きをかけた。

 完成したのは「炙(あぶ)り鱒(ます)と寒ハギのあわせ寿(ず)し」をはじめ、富山牛とおぼろ昆布を使った押しずしや、通常の半分サイズのますずし、白エビ、ホタルイカ、ブリ、寒ハギのオイル漬け、トラフグやおぼろ昆布を使ったかまぼこ、漬け物など。発表会では関係者ら約60人が試食し、「新たな味付けで土産品の新境地を開いた」などと感想を話した。

 知事は「富山は食材の宝庫。知恵を出し、付加価値を付けアピールすることが大事で、そのための大きな一歩となった」と述べ、今後の事業継続に意欲を示した。商品は5日から、JR富山駅前の「とやま駅特選館」と富山空港、富山大和、CiC内の物産センター富山で販売される。

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